医療広告規制について
ウェブサイト運用における医療広告規制で特に気をつけるべきポイントをいくつか紹介します。(より詳しい内容を知りたい方、情報ソースの確認はコチラ)
❶ 氏名の掲載
"病院等のウェブサイトで「麻酔科」など診療科名を記載する場合は許可を受けた医師の氏名を掲載しなければならない"
入れ替わりの多い診療科であっても常に氏名を記載しなければならないことから、特に総合病院等はウェブサイトの管理方法に問題がないかを今一度見直すといいでしょう。
❷ビフォーアフターの掲載
"治療内容、標準的な治療期間・治療回数・費用、主なリスク・副作用について掲載されている場合に限り許されます"
ビフォーだけ、アフターだけであっても患者に誤った認識を与える可能性があるので必要です。医療機関側に都合のいい勘違いを患者に誘うようなイメージ戦略はやめましょう。
❸他院との比較優良広告の禁止
"著名人との関係性を強調する表現や「~の治療では日本有数の実績を誇る」などの表現は禁止です"
自院は他院より優れている、と表現することは患者を欺くことに繋がる可能性があるため禁止されます。医療機関に対して「良さそう」「良くなさそう」というのはあくまで患者側が勝手に判断することであって医療機関側から印象操作するべきではない、ということ。
❹最上・最新などの表現
"最先端な医療・最適な医療・最良な医療・最上な医療、どの表現も誇大広告に該当するため禁止です"
誤認される可能性のあるいかなる表現も禁止です。
➎パスワードでの閲覧の限定
"求めた方のみが閲覧可能な状態であっても広告規制の対象です"
●まとめ
「正確な情報を開示する」ということのみがウェブサイトに求められている
これらは実はGoogleが目指すインターネットの考え方と同じ方向を向いています。
モラルを守り、正しく権威性のある情報を掲載するウェブサイトをGoogleは優遇するようになっています。
「外注で記事を量産~」や「デキレースの比較サイトで送客~」などの検索エンジンをハックするための不誠実な手法は淘汰されていってます。
このような前時代的な「SEO対策~」などでGoogleや患者(消費者・ユーザー)を欺くために努力するのではなく、患者(消費者・ユーザー)に対して誠実な姿勢・行動を選択することが結果的に成果に繋がるということです。
地道に正しい行動を積み重ねたウェブサイトが勝つ世界、というのは素敵だなと私は思います。